荒城の月〜日本の叙情歌 (動画)

瀧廉太郎作曲/土井晩翠作詞

戦前に、海外で知られた日本の曲は2曲。
「さくら」と、この「荒城の月」だそうです。

同じ瀧廉太郎作曲の「花」と比べ、
実に物悲しくて、哀愁に満ちた対照的な曲です。

春高楼の花の宴 めぐる盃 かげさして

千代の松が枝 わけいでし 昔の光 今いずこ


春になると花見の宴が開かれ、そこで飲む盃には
美しく月が映り込む。
今では松の枝が張るばかりで、かつての栄華は
どこへ行ってしまったんだろう。。


私は、この曲を何回も弾いているうちに
荒城と言われているけれど、
荒んでなんかいない、
凛としたプライドを感じたので
そんな気持ちを持ちながら仕上げました♬
そもそも、、
「瀧廉太郎」という人はどんな人だったのか。。

小学校を卒業する頃には、既にピアノを演奏していたといいます。
今の時代、そういう子はたくさんいますが、
明治12年生まれの人ですからね(^^;)

15歳で、現在の東京藝術大学に入学。
卒業後には研究科へ進み、21歳でドイツ留学。
ものすごいエリート街道ですよね✨

しかし、現地で肺結核を患って帰国。
そして、23歳という若さで亡くなっています。

「瀧廉太郎」といい、
「モーツァルト(享年35)」といい、

この天才2人が長生きだったら
もっとたくさんの名曲があったんでしょうね…

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