フレーズ

ピアノのレッスンが進んでくると、
曲の表現のむずかしさにぶつかります…

今日は、ソナチネの2楽章。
だいたい、2楽章と言うのは、テンポもゆっくりだし
一見、子供からすると「チョロい」ようにも感じるもよう😅

楽譜の音を拾って、ただ弾くのではなく、
いろんな音楽記号や強弱、また
そこには書いてなくても、作曲者の意図するところを感じとって弾いてほしくて
ついつい、たった2小節進むのに時間かかったりします。

〈ベートーヴェンソナタ 3楽章より〉
①の記号は 「スラー」
スラーで括られている間の音は、切らずに滑らかに。そのひと区切りをフレーズといいます。

②の記号は 「タイ」
スラーと似ていますが、同じ音を結んでいて
この場合、2つ目の音は弾かずにその長さの分のばします。

このように、他にもたくさん記号や用語があります。

「スラー」に関しては、なんと、
あの昔からお馴染みの、赤いバイエルでも登場するんです。
これを、ドレミ  ミレド  レミファ  ファミレ…
と、ただパタパタと弾くのは簡単です。

でも、3つずつの音の流れを意識して、
スラーの最後、3番目の音は決して重心をかけてベチャっと着地させず、力を抜く感じで大事に。。

ただ平坦に弾くのと、意識して大事に弾く音の違いを、
常に自分の耳に記憶させておいて、

"あ、今のよかったな" とか
"今の、すっごいいい音じゃない?✨" とか

弾きながら、自分の出す音に気づいてくれると嬉しいです♬

スラーは句読点で、

"むかしむかし あるところに
     おじいさんとおばあさんが
        すんでいました"

"むかしむかしぃー  あるところにぃー"

って言わないよねー
そうすると、子供たちにはウケるんですが^_^

音読で、語尾を大事に話すのと似てるかな。


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