ピアノソナタ ニ短調 K.9 L.413(演奏動画)
ロココ音楽のイタリアを代表する作曲家
Domenico Scarlatti/ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757)
彼の代表的な作品でもある
「鍵盤楽器のためのソナタ」は 555曲もあるそう。
この曲集は一般的に
《チェンバロのための練習曲集》と訳されています
その中でこの K.9 [Allegro] ニ短調は
牧歌を意味する「パストラル」の呼称を持ち、
19世紀に最もよく知られたスカルラッティのソナタのひとつ。
このソナタは、
古典派の中心となった
モーツァルトやベートーヴェンなどのソナタへの兆しが見られ、
さらに、
チェンバロやクラヴィコードから改良されて
少しずつ普及し始めたピアノへの移行を示す
演奏上の技術の改革が見られます。
斎藤 一次氏が書かれたものに
「Domenico Scarlatti のソナタ演奏に関する一考察」
という文献があります。
その中から冒頭のごく一部を。。
ピアノ演奏において大切なことは
様々な時代とその様式を知り、
その時代に合った演奏スタイルによって演奏すること。
それぞれの時代の、その演奏にかなった
技巧やメソードが必要になってくる。
そのメソードが Bach を演奏するのに適していても
そのまま Bethoven や Chopin を演奏するには適さない。
深いですね。
むずかしい、、、
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